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今ならつくれる明日の安心 世代別新NISA、iDeCo徹底活用法 単行本(ソフトカバー) – 2023/7/6
購入オプションとあわせ買い
このチャンスを逃すな!
長く多様化する人生を豊かに過ごす、
誰にでもできる長期・分散投資の基礎的知識を解説。
世代を超え、最適プランをシミュレーション!
2019年、大騒ぎとなった「2000万円不足問題」。それから3年が経ち、個人の資産運用をめぐる環境に大きな変化が起きつつある。背景にあるのは、24年から始まる新NISAが期待以上に「長期投資に適したお金の置き場所」になったこと。そして、政府がようやくフィデューシャリーデューティ(顧客本位の業務運営)に本腰を入れ始めたことだ。
本書は、金融庁金融審議会「市場制度ワーキング・グループ顧客本位タスクフォース」の委員を務めるなど、ニュートラルな立場から金融情報を発信する岩城氏と、実際の過去データに基づいたリターン・リスクのシミュレーションなど4つの機能をもった株価指数連動積立投資シミュレーション・ソフト「FIWAつみたてインディくん」の開発に携わった竹中氏がタッグを組んで、同シミュレーションもふんだんに活用しながら、新NISA、iDeCoを活用した長期資産づくりを実践的にアドバイスするもの。
若年層からリタイア世代まで、長く多様化する人生を安心して豊かに過ごすために、誰にでもできる「長期・分散投資」の有効性を理解し、投資による資産形成をスタートするための投資の基礎的知識を解説。具体的な数字を当てはめて自分の資産運用を考えることのできる一冊。
【目次】
序 章 あなたにもできる資産形成
「勤め続ければ安泰」の時代は終わった
「お金の不安」につけ込まれてはいけない
資産形成は誰にでもできる
長期で資産形成できる環境は整いつつある
合理的なリスクをとった“放ったらかし運用”
第1章 投資による資産形成の基本を理解しよう
――「株式投資は難しい」は最大の誤解
1 コイン投げのゲームでわかる株式投資の必勝法
株式投資の王道――“間違った思い込み”に気づこう
投資のポイント1――銘柄分散
投資のポイント2――長期にわたる定額積立投資
2 投資の基本、リターンとリスクを理解しよう
リターンは年率換算で測る
リスクも計測できる
リスク分散で低リスク・高リターンが実現できる条件とは
最小リスク・ポートフォリオと最適ポートフォリオ
長期投資に欠かせない複利効果
外貨建て金融資産の為替相場変動リスクについて
3 投資のプロに任せても報われない? 投資運用業界の不都合な真実
米国のアクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの
投資成績の比較
第2章 新しいNISA制度とイデコの改革
――投資のコンサルテーションの現場から
1 毎月定額積立てをセットすることの意味
リスク資産にシフトする人は増えている
人生のお金問題を解決する“魔法”はない
忙しい人ほど積立投資が有利な理由
2 ライフプラン×キャリアプランで考えるマネープラン
「長く働ける」時代
「就労」と「公的年金」は密接に関係している
恒久化され限度額も拡大する新NISA
新しいNISAのポイント
個人型確定拠出年金(イデコ)も変わる
3 NISA改革の背景と日本の投資助言業務の問題点
資産運用をめぐる潮流の変化とフィデューシャリー・デューティ
効果的な資産形成をはばむ日本の不都合な真実
米国や英国で家計金融資産形成が進む背景
顧客本位とは何か
プロのアドバイザーとは?
投資による資産形成の一歩を踏み出そう
投資アドバイザーに求められること
4 公的年金は頼りになる
社会保険制度は正しく理解すべし
煽られすぎている公的年金不安問題
やみくもな不安から脱却し、効率的な資産運用を
第3章 100歳まで安心のマネープランをアドバイス
――資産形成編
未来をピンポイントで見通すことはできない
生活費は別に考えるのが基本
1 20歳代向けの資産形成プラン――とにかく少額でも始めることが肝心
会社員26歳(年収300万円・シングル)のケース
将来の年金受給額を確認する
若い世代の最大の味方は時間
長期的に期待できるリスクとリターンとは?
世界株式指数はベストの指標か
年間の積立運用で累積投資額の3倍に
2 30歳代、平凡な年収(400万円)でも資産形成を諦める必要はない
会社員33歳(年収400万円・シングル)のケース
お金の置き場所は資産全体で考える(NISAとDC)
企業型DCとイデコの併用のポイントと注意点
選択制DCの仕組み
不運なケースに遭遇してしまった場合の対処法
3 40~50歳代自営業、国民年金だけでは足りない
自営業40歳(現在年収500万円・シングル)のケース
引退後の資金はいくらになるか――「進化版人生設計の基本公式」
(つみたてインディくん機能3)から老後生活費のシミュレーション
所得も増えるが支出も増える中年期
金融資産を取り崩し、
借入額を最小限にするのは必ずしも賢明ではない
住宅ローン減税のメリットも利用できる
4 共働き夫婦のライフプラン
会社員共働き夫婦45歳(現在世帯年収1500万円)のケース
リタイア後のマネープランの選択肢を増やす繰下げ受給
夫婦の場合の公的年金の繰下げパターン
将来の年金受給額は減るのか
期初一括投資も併用した定額積立投資のリターン
5 親子で考える資産形成
53歳会社員父と24歳会社員娘親子のNISA利用法
新NISAの「成長投資枠」で引退後に備えた資産形成を加速
一括投資、高値づかみ回避のポイント
第4章 100歳まで安心のマネープランをアドバイス
――引退前から引退後の資産運用
1 退職前5~10年間はリタイアメントプラン実行の大切な時期
退職後に必要な生活資金は少なくはない
引退まで資産運用はどうする?
――会社員Fさん(55歳)のリタイアメントプラン
Fさん夫婦の老後資金倍増プラン
資産規模が大きくなり、守りも意識する
2 引退後も運用を続ければ資産寿命が延びる
――60代・70代が100歳まで資産をもたせる合理的な取り崩し方
資産運用を継続すれば資産寿命はぐんと延びる
一時的な暴落に遭ってもアタフタしないこと
個別例で考える
――現役時代の平均月収の7割、月間支出28万円の場合
月35万円の生活をすると足りなくなる
WPPで長生きリスクに対応
――私的年金・NISAの取り崩しの順番
資産取り崩しの優先順位をどうするか
老後の資産管理の方法
(100歳まで資産をもたせるための簡単な生活費の算出方法)
超長期投資のすすめ――140年超の株価指数
世代を超えた超長期運用をするならリスク許容度は下げなくてもよい
補足(参考資料) 日本で購入可能な株価指数連動型投資信託
(インデックス・ファンド)
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP 日本経済新聞出版
- 発売日2023/7/6
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- ISBN-104296117866
- ISBN-13978-4296117864
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商品の説明
著者について
龍谷大学経済学部教授、京都大学博士(経済学) NPO法人みんなのお金のアドバイザー協会アドバイザリーボード・メンバー
1979年東京大学経済学部卒、同年東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。国際通貨研究所チーフエコノミストなどを経て09年4月より現職。経済、金融・投資関係の著作、論考多数。
岩城みずほ
CFPR、FIWAR、社会保険労務士、企業年金管理士(確定拠出年金) NPO法人みんなのお金のアドバイザー協会副理事長
慶應義塾大学卒。NHK松山放送局を経てフリーアナウンサーとして活躍後、FPとして独立。日経新聞読み方講師などを務め、特定金融機関とは組まずに中立的な立場でコンサルティング等を行う。
登録情報
- 出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版 (2023/7/6)
- 発売日 : 2023/7/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4296117866
- ISBN-13 : 978-4296117864
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 110,306位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 263位家計管理・貯蓄
- - 619位金融・銀行
- - 2,565位実用・暮らし・スポーツ
- カスタマーレビュー:
著者について
龍谷大学経済学部教授、京都大学博士(経済学)
1979年東京大学経済学部卒、同年東京銀行入行、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)の為替資金部次長、調査部次長などを経て、2003年3月よりワシントン駐在員事務所所長。ワシントンから米国の政治・経済の分析レポート「ワシントン情報」を発信し、National Economists Club(WDC)役員、Conference of Business Economists会員を務めるなどエコノミストとして活動。
2007年1月に帰国、同年2月より(財)国際通貨研究所、経済調査部長・チーフエコノミストを経て、2009年4月より現職。
最近の論考の掲載は、日経ビジネスオンライン「ニュースを斬る」、毎日新聞社「エコノミスト」、週刊ダイヤモンド、ロイター社コラムなど多数。
所属学会等:
日本金融学会、日本国際経済学会、Conference of Business Economists(USA)
著書:
「通貨オプション戦略」竹中正治、久保田真 著 日本経済新聞社1990年
「米国経済の真実」東京三菱銀行調査室編(共著)東洋経済新報社2002年
「外貨投資の秘訣」扶桑社 2006年
「マネーの動きで読み解く外国為替の実際」(共著、国際通貨研究所編)PHP研究所出版2007年
「ラーメン屋マクドナルド、エコノミストが読み解く日米の深層~」新潮新書2008年
「今こそ知りたい資産運用のセオリー」光文社2008年
「これから10年、外国為替はこう動く」(共著)PHP研究所2009年
「なぜ人は市場に踊らされるのか?」日本経済新聞出版社2010年
「2011年の世界情勢」共著(ワールドアナリシス・グループ)PHP研究所2011年
「米国の対外不均衡の真実」晃洋書房2012年(京都大学博士論文)
「稼ぐ経済学、黄金の波に乗る知の技法」光文社 2013年
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
竹中氏が書いた本に共通するのは、キャッチーな表現や不安を煽ることによって読者を惹きつける戦術的要素が希薄だという点である。従ってデータを参照しながら、まじめに読み進めることが基本となる。
尚、投資に苦手意識がある方におススメする読み方であるが、先ず最初に序章を読むこと、次に目次を眺めて気になる部分を重点的に読むのが良いのではないだろうか。気になる部分を読んでいくなかで、次第に興味が広がると共に、理解が深まるのではないかと思う。
NISAやiDeCoへの対応は法律の改正によって当然修正が必要となるが、本書には投資の本質に触れている部分が多いので長期にわたって活用できそうである。
株式投資を生業にするのではなく、現在の就労を大切にしながら資産形成を目指す方に、この本をおススメしたい。
投資については、経済学の教授である竹中先生が投資理論をとてもわかりやすく解説したうえで、NPO法人FIWAのシミュレーション「つみたてインディくん」に基づいて様々な投資対象別の長期投資の成果の違いを分析してくれています。
そしてCFPであり社会保険労務士である岩城みずほさんが、年齢や働き方などが異なる様々な家計の状況において、NISAなどをどう使うかが極めて実用的に解説しています。
投資の考え方も家計へのあてはめもとても参考になり、はじめて、ネットの情報をはるかに上回る、書籍ならではのNISA本に出会えたと感じました。
実際に個人投資家が、老後などの金融資産構築のため肝心な、長期分散投資とは、リスクとは、リターンとは、という辺りから始まって、「顧客本位なプロのアドバイザー」とはどういったものか、それに対して今の日本の現状にどんな問題があるか、公的年金をどう考えるか、などなどを、幅広く盛り込んでいる。
加えて、ケーススタディーに多くのページを割いており、読者は具体的に自身の資産構築をどのようにしたらよいか、イメージがつかみやすいだろう(ただし、誰かにとって適切な運用が、読者自身にそのまま当てはまることはない、という事実は、この書籍に限らず意識すべきだ)。
内容をかなり欲張った書籍だとは感じるが、盛り込まれていることは肝心のことばかりだと言える。